まず「お疲れさまです」と「ご苦労さまです」をどう使い分けるか、貴方ははっきり判りますか?
「ご苦労さまです」は、目上の人が目下の人に使う表現になりますから、お客様や上司に使うのは正しくありません。
また最近は、挨拶として「お疲れさまです」という言い方を使うことも増えています。
メールの冒頭に「お疲れさまです」と書いたり、その日初めて会う場面で「お疲れさまです」と声をかけたり、会議の冒頭の挨拶で「お疲れさまです」と呼びかけたりする使い方です。
どうでしょう、貴方は、こうした使い方に違和感は感じませんか?
NHK放送文化研究会の調査によると、こうした使い方を年配の人ほど「おかしい」と感じているのだそうです。実は私も「ん?」と感じることが多々あります。お客様、目上の人に対し、正しい敬語を使うことは大切ですが、一方で、年代の差からくる「言葉遣い」の感覚のズレにも配慮したいですね。
では、敬語表現の間違い探しに挑戦してみてください。
「了解しました」
「たいへん参考になりました」
「いつもお世話様です」
「〜させていただいております」
上の4つの言い回しは、全て、お客様や目上の人に使うには適さない言い方です。
なぜ敬語表現として適さないのか、どう言い換えれば良いのかを考えてみてください。
貴方はすぐ判りますか?
では答えは、後ほど。